NPO法人 みんなの居場所ありのまま
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2023.12.16

不登校の未然防止は教育の在り方の見直し

先日の親の会で、こんな話題が出ました。

 

「生活リズムを整えて、家に完全にひきこもってしまわないように少しでもいいから外出させましょう」とアドバイスされ、

 

「やってみたけど、親子ともに疲弊してしまった」と言うのです。

 

それを聞いて、先日、とある新聞記事で、不登校の対応には「未然防止」「初期対応」「事後対応」(もうひとつあったけど、ここでは割愛)という段階がある、と書いてあったのを思い出しました。

 

 

この段階の認識にズレがあるのかなと思ったので、図を書いてみました。

↓こんな感じ。しょぼいメモですみません😅

 

新聞記事の言葉を借りるなら、

 

私たち経験者から見ると、保護者の方が、「あれ?うちの子少し元気なくない?」と気付いた時点で、既に社会でいう「初期対応の末期」、下手すると「事後対応」が必要な状態。

 

学校に行かなくなった段階では、生活リズムなんてどうでもいいから、とにかく今は「すべき・やらねば」を一切やめて、心と体を休める必要があると考えます。

 

不登校になっている子に、「生活リズムを整えましょう」というアドバイスするのは、複雑骨折している子にマラソンさせているようなものだ、と経験者の間ではよく出てくる比喩です。

 

もう、頑張る余力なんてどこにも無くなってるのが、不登校の「始まり」。

 

本当の意味での「未然防止」は、教育の在り方の見直しだと私は思っています。

 

このズレを埋めていきたいなぁ。

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